こんにちは。2025年入局の米津詞音と申します。現在は東京大学病院で専攻医研修を行っており、今後は都内の総合病院および神奈川県の単科病院で研鑽を積む予定です。
私は、脳そのものへの関心から他の科を志した時期もありました。しかし、精神科が扱う複雑な事象や患者の人生に深く関与する医療に、強い魅力を感じました。また、精神疾患を取り巻く、医療者の中にさえ存在する偏見や制度上の困難に直面する中で、精神科医としてそれらを打破する一助となりたいという思いが芽生えました。
精神科診療には、生物学的理解、心理的洞察、社会的視点、その他幅広い視野が求められます。その多元的な視点をバランスよく統合できる能力は、簡単に身につくものではないですが、当医局では数多くのカンファレンス、TPAR(精神療法)やその他勉強会、また日々の診療の中で手厚い指導を通して、培うことができると思います。
私自身、興味を限定できないまま当医局に入りましたが、児童を含む様々な年代、疾患の患者さんと日々向き合えるこの環境は、非常に刺激的で楽しく、充実しています。
皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。