患者さん・ご家族の方へ– For patients & their families –

患者さん・ご家族の方へ
For patients & their families

東大病院の特徴

当科では若年層から高齢の方まで幅広い方の診療を行っております。

外来診療

デイホスピタル(10代から30代の若い方を対象し、集団での活動を通じて人との関わりに自信をつけ、就学や就職を目指す精神科デイケア)、リカバリーセンター(うつや不安を主症状とした方が、心理療法や農作業などの活動を通じてリカバリーを目指す精神科ショートケア)、精神科作業療法を利用できるのも特徴です。

入院治療

開放病棟では休息や薬剤調整目的の入院に加え、こころの検査入院(うつ症状のある方の診断精査)、発達障害検査入院(18 歳以上の発達障害の精査)も行なっております。また、閉鎖病棟には保護室を備えており、身体合併症を含む急性期入院治療に対応し、電気けいれん療法やクロザピン導入も行なっております。開放病棟では休息や薬剤調整目的の入院に加え、こころの検査入院(うつ症状のある方の診断精査)、発達障害検査入院(18 歳以上の発達障害の精査)も行なっております。

リエゾン・コンサルテーション診療

身体疾患の治療中に精神症状や行動異常を呈した方、精神疾患の持病があって身体の治療を受ける方などについて、救急病棟・ICU病棟・各科一般病棟に多職種で往診に出向き、身体治療を担当している主治医・病棟看護師らと対応方法や薬剤調整について相談・助言を行いながら、身体治療がスムーズに進むように支援しています。毎日の診察の他、救急救命病棟、緩和ケアチーム、肺移植チーム、人工心臓チーム、周産期チームとも定期的なカンファランスを開催して協働で診療に当たっています。

診療の対象

総合失調症など

双極性障害・うつ病など

不安障害・パニック障害・強迫性障害・適応障害など

発達障害

児童・思春期精神障害

身体疾患にともなう各種精神障害

摂食障害

認知症など

22q11.2欠失症候群

受診の前に

当院は教育機関でもありますので、医学生や実習生による予診や、見学へのご協力をお願いいたします。

当院では、診療所・精神科病院・大学病院等が連携しながら、それぞれの役割を分担していく「病診連携」を推進しています。

受診の方法

予約センター

03-5800-8630

音声案内に沿って、⑤番を選択してください。
なお、音声の途中でも選択は可能です。

こころの発達診療部

03-5800-9650

こころの発達診療部に関しては、こちらの予約専用ダイヤルまでご連絡ください。

初診料

2700 円*1*2

※1 保険により3割負担の場合 ※2 診察内容によって診察料は異なります

受付時間

月〜金曜(祝日除く) 8:30〜17:00

初診枠(平日) 午前 9:00〜、午後 13:00〜

東大病院の外来案内(PDFを見る)

紹介状について

当院は特定医療機関のため、紹介状をお持ちでない初診患者さんにつきましては、別途特別料金(13,200円)をいただいております。また、スムーズな診療のため、できるかぎり近所の医療機関などを受診して東大病院あての紹介状を書いていただき、ご持参いただくことをお勧めします。

注意事項について

予約方法や当該受診の注意事項については、以下の東大病院ホームページもご参照ください。

初診の診察について

まずは、予診医の方から当科の受診に至るまでの経緯をお聞きします。その後、初診医が本診をいたします。予診から本診までは、その日の初診枠の混み具合や緊急対応などでお待たせする場合もございます。あらかじめご了承ください。

初診担当医が、紹介元や他の医療機関での治療が適切だと判断した際には、それらの医療機関へ再度ご紹介させていただく場合がございます。

 

予約制です。外来棟1階の再来機に診察券を通して、予約時間までに4階精神神経科にお越しください。

予約変更の場合:予約センター

03-5800-8630

音声案内に沿って、⑤番を選択してください。
なお、音声の途中でも選択は可能です。

当日のお問い合わせ:代表番号

03-3815-5411

ご予約当日のお問い合わせは、代表番号から精神科外来までご連絡ください。

自立支援医療制度が使えます

受給者証と自己負担上限額管理表をご用意してご来院ください。当科に通院中の方で新規に利用をご希望の方は、主治医と相談の上、➉番医療福祉の窓口で診断書のお申込みをお願いします。

診療時間

月~金曜(祝日除く) 午前 9:00~12:00、午後 13:00~16:00

当科は主治医制となっています。医師ごとに外来の曜日が異なりますので、初診時にご確認ください。

病診連携について

より多くの初診患者様に東大病院を受診していただけるようにするため、当院に一定期間通院し、治療方針が定まってきた時期に、紹介元を含めた他の医療機関をご紹介させていただきます。

入院について

当科では精神科に通院中の方の入院治療を行っています。患者様・ご家族様からの直接の入院依頼は受けつけておりませんので、入院をご希望の方は、まずは主治医にご相談ください。入院を希望して当院の外来を初診された方も、同日の入院は難しく、入院日の調整には一定のお時間をいただいておりますので、ご了承ください。

入院ご予定の患者さんへ

入院当日の流れ、お持ちいただくもの、入院中の生活、病棟施設のご案内などに関しては、「入院のご案内」を御覧ください。

入院のご案内(PDFを見る)

専門プログラムのご紹介

役立つ資料

認知行動療法

認知行動療法は、自分を困らせている考え方や行動を見直し、より現実的で役立つ考え方や行動を取る練習を通して、困りごとに自力で対処する力を身につける心理療法の一種です。東大精神神経科で作成した、認知行動療法の実践や教育に役立つ資料を公開しています。

こころの健康図鑑

「こころの健康や精神疾患について、信頼できる情報をわかりやすくお届けしたい」という想いをもつこころの健康の専門家が集まり、精神疾患を持つ当事者やご家族や市民の方々のご意見にもとづいて立ち上げたwebサイトです。

質問促進パンフレット

患者さんと医療スタッフが一緒に必要な情報を共有し、患者さんの想いや希望に沿って共に治療方針を決める、「共同意思決定(SDM:Shared decision making シェアードディシジョンメイキング)」が重要視されてきています。統合失調症を持つ人やそのご家族が精神科医にききたいことをきき、治療方針を一緒に考えて決めていくためのコミュニケーションを促進するために作られたパンフレットです。

こころの健康副読本

思春期青年期のメンタルヘルスケアの重要性はますます高まっています。多くの教師がメンタルヘルス教育の必要性を感じているにも関わらず、中学生に対するメンタルヘルス教育に関する教材は不足している現状を踏まえ、中学校保健体育副読本「悩みは、がまんするしかないのかな?」を編集しました。

本人のリカバリーの100の支え方:
100 Ways To Support Recovery 翻訳

精神疾患をもつ当事者の方々が人としてのリカバリー(回復)を歩む旅。イギリスで作成された、この旅路をささえるためのヒント集を翻訳しました。ぜひお読みください。

にじゅうにきぺでぃあ(22q-pedia)
               

22q11.2欠失症候群をもつ本人、その家族、そしてそれに関わる支援者が、22q11.2欠失症候群について学び、22q11.2欠失症候群から学ぶためのwebサイトです。22q11.2欠失症候群に関する国内外の情報を整理すると共に、新たな研究を行い、役にたつサポート方法や体制を産み出していきたいと考えております。