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論文・研究活動の紹介– tax –
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統合失調症の発症早期における聴覚関連脳波応答の特徴が明らかに
◆1 秒につき数十回の音刺激を連続して聞く際に生じる聴覚ガンマオシレーションという脳波反応が、精神病発症の可能性が高い方(ハイリスク)と統合失調症を発症して早期の患者で低下していること、また、統合失調症発症早期の患者では幻聴症状の強さと関連... -
自殺者では非自殺死亡者よりリチウム濃度が低い
――眼房水解析―― ◆自殺者では非自殺死亡者より眼房水中のリチウム濃度が低いことが示されました。いずれの群にも気分安定薬である炭酸リチウム服用者はおらず、体内微量リチウムが自殺に関連していることが示唆されました。 ◆眼房水中リチウム濃度が有意な... -
家族のケアを担う子ども・若者の実態把握へ
――英国ヤングケアラー尺度の日本版作成と中高生5,000名へのヤングケアラー存在率調査結果―― ◆英国放送協会(BBC)が行った調査で用いられたヤングケアラー尺度日本版を作成し、日本の中高生 5,000 名に調査したところ、7.4%が「ヤングケアラー」であること... -
子どもの8人に1人が医療サービスを必要とし、親もストレスを抱えやすい
◆東京ティーンコホート調査(注1)から、一般的な子どもが必要とする水準以上の保健・医療サービスを必要とする子ども(Children with special health care needs (CSHCN)(注2))が日本において約 12.5%存在し、そうした子どもをもつ親は不安・抑うつ... -
統合失調症や双極性障害の男性患者ではセロトニン関連遺伝子のDNAメチル化状態が変化
◆統合失調症患者および双極性障害患者において、神経伝達物質の伝達量を調節するセロトニントランスポーター遺伝子にDNAメチル化※1変化が起きていることを、末梢血の解析で確認しました。 ◆これらの疾患におけるDNAメチル化の変化は、性別および遺伝子のタ... -
mGAF
Modified-GAF(mGAF) は、Hall(1994)のmGAF-originalを参考に日本語で作成され臨床指標である。mGAFは、mGAF-originalの項目とアンカーポイントを「症状」と「社会機能」に分割し作成されたmGAF-Symptom (mGAF-S)とmGAF-Functioning (mGAF-F)から構成される... -
統合失調症における脳予測性の障害メカニズムの一端を解明
◆統合失調症におけるミスマッチ陰性電位の低下が、脳予測性に関連する成分の障害に由来することを明らかにしました。 ◆これまでに、統合失調症ではミスマッチ陰性電位が低下していることが知られていましたが、ミスマッチ陰性電位の低下が脳予測性の障害に... -
日本語版National Adult Reading Test(JART)の25項目版(JART25)の筆記版の開発
東京大学大学院医学系研究科精神医学 小池進介、笠井清登 JARTは、精神疾患患者の病前IQを簡便に調べる方法として、National Adult Reading Test(NART)1)の日本語版として開発された2, 3)。JARTは、漢字2~3文字からなる単語50語の読みテストであり、検... -
日本人を対象とした生物学的精神医学研究のための教育歴をもとにした簡易社会経済状態尺度
本指標は、本人および両親の教育歴のみからSESを算出する簡易評価尺度である。従来本邦では、生物学的精神医学研究においてSESを統制するため、教育歴と職業から段階付けするHollingshead Scale (Hollingshead, 1957) が用いられてきたが、正確性や評点の... -
日本人を対象とした生物学的精神医学研究のための利き手尺度
本指標は、亀山、丹羽ら(1981)が作成し、MRI脳体積研究や事象関連電位研究の一部で用いられてきた尺度を、更に簡便に利用できるよう改訂したものである。従来本邦では、生物学的精神医学研究において利き手を統制するため、Edinburgh尺度(Oldfield, 1971)...
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