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医師
水谷 真志
医師
水谷 真志
2023年度から研修部員を務めている水谷真志と申します。私が医学部を志したきっかけは、脳の特に高次機能に興味を持ったことだったので、精神科に進むことは至極自然な流れでした。東京育ちだったので入局先は漠然と東京の大学ということしか考えておらず、市中病院での初期研修の忙しさにかまけて病院見学も全くしていませんでした。アカデミックな雰囲気の東大病院が良いと思い何となくここに入局しましたが、当時は精神疾患のことなど何も知らず、自分が具体的に何に興味を持つかなど全く想像がつきませんでした。
私は今、神経病理学を専門にしています。精神疾患を論考する”精神”病理学ではなく、死後脳を顕微鏡で覗く”神経”病理学です。神経病理学会に所属している精神科医は非常に少ないのですが、私にとってはこれが最適解だったと確信しています。きっかけは、精神科2年目の頃に関連病院で開かれた懇親会でした。隣に座る医局の先輩にヒト脳の研究への憧れを語ったところ、あれよあれよという間に神経病理学の高名な先生に引き合わせてもらったのです。私の進路を決めたのは、他ならぬその先輩でありその夜でした。私はもしこの医局に入らなければ間違いなく今とは違う自分になっていたことでしょう。
東大医局の場合多くの人は大学で1年間研修を行うことになりますが、そこでは多くの人との出会いがあります。結局のところ我々の視野は非常に狭く、その時々に出会う人を通してしか自分の視界を開くことはできません。古きと新しきのどちらも学び、生物・社会学的な裾野も持つこの医局であれば、まだ見ぬ自分の選択肢に必ずや気付けるはずです。
当医局に興味を持った皆さんが、少しでも興味を持って入局を考えて頂けたら幸いです。皆さんにお会いできる日を心待ちにしています。
私は今、神経病理学を専門にしています。精神疾患を論考する”精神”病理学ではなく、死後脳を顕微鏡で覗く”神経”病理学です。神経病理学会に所属している精神科医は非常に少ないのですが、私にとってはこれが最適解だったと確信しています。きっかけは、精神科2年目の頃に関連病院で開かれた懇親会でした。隣に座る医局の先輩にヒト脳の研究への憧れを語ったところ、あれよあれよという間に神経病理学の高名な先生に引き合わせてもらったのです。私の進路を決めたのは、他ならぬその先輩でありその夜でした。私はもしこの医局に入らなければ間違いなく今とは違う自分になっていたことでしょう。
東大医局の場合多くの人は大学で1年間研修を行うことになりますが、そこでは多くの人との出会いがあります。結局のところ我々の視野は非常に狭く、その時々に出会う人を通してしか自分の視界を開くことはできません。古きと新しきのどちらも学び、生物・社会学的な裾野も持つこの医局であれば、まだ見ぬ自分の選択肢に必ずや気付けるはずです。
当医局に興味を持った皆さんが、少しでも興味を持って入局を考えて頂けたら幸いです。皆さんにお会いできる日を心待ちにしています。